昨年はNHK大河に影響され、司馬遼太郎の小説を読み漁り、鎌倉~明治維新までの日本史にかなりハマっておりましたが・・・。 最近ハマっているのがこちら・・・、中野京子著『怖い絵』シリーズ・・・。 昔、時折博物館や美術館で、意…
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初めての靴作りに挑戦中のTさん・・・。ミシンもほぼ初めてということで、まずは機械に慣れてもらいます。真っ直ぐ縫えるようになったら、次は曲線もなだらかなアールになるように繰り返し練習します。 靴はかばんや革小物と違って、曲線が殆どですからね・・・。仮履きを作成し、本番前に組み立て手順やつり込み
本年から新たに設定した『オンライン靴教室』・・。長野県在住のKさんが今月から新たにスタートいたしました。 本来『木型補正』や『型紙作り』に関しては、初めての方にはやや難易度が高いのでこちらで行い、アッパーの組み立てやつり込み作業などをメインに行っていただいておりますが、過去他の教室で一足作成
ハンドソーンに初めて挑戦中のKさん。前回は、中底の加工と芯材のスカイビング(革漉き)作業の途中でしたのでその続きの作業・・・。“包丁研ぎ”もだいぶ様になってきたようで、前回よりはかなりスピードアップ出来ているようですね・・・。漉きあがった“かかと芯”と“先芯”を、木型に固定し・・・、数日置いてしっかりと乾燥させておきます。ということで、こちらは後日、本つり込み時まで保管
今回ご紹介するのはコンビネーションのレディースシューズ。使用する革は、以前に購入した『撥水ヌバック』(キャメル)とホワイトのコンビネーション・・・。ブローグ仕様でピンキング(ギザ抜き)を施し・・・、飾り穴もいわゆる単調な“親子穴”ではなく、#2、#5、#8、#10、#12、更に7㎜幅の大小6
オーダーブーツ製作、その弐です。 ※その壱はこちら➭秋冬に向けオーダーブーツを作る~その壱 その壱ではつり込み作業迄で、次は掬い縫い~出し縫いという流れでしたが、作業に没頭すると、どうしても写真を取るのを忘れてしまいまし…
歴10年目のOさん・・・。 これまで靴やかばん等、様々作ってまいりました。先日工房に置いてある、サンプル用の“ラウンドファスナー札入れ”を見て、 『次作はこれにチャレンジしたいですっ!!』 ということで、工房にある型紙を使い、早速革の裁断へ・・・。
因みにこの長財布、革のパーツだけで15種
これで11足目に突入のSさん・・。ハンドソーンウエルト製法では4~5足目くらいでしょうか・・・?まずは中底加工です。 水で濡らした革を木型に癖付けし、底面に合わせ切り回していきます。更に、掬い縫い用に作った“土手”に掬い針で下穴を空けていく様子・・・。この辺りは流石4~5足目・・・、手馴れた手付きでサクサク穴を空けてます。 多分初めての時から比べると、多分半分くらいの
今回、ハンドソーンウエルト製法に初挑戦のKさん・・・。 “型紙作りから自身でやってみたいっ!!” ということで、デザイン画➭ゲージ作成➭型紙作りから始めております。 教室だけでなく、ご自宅でも作業ができるように・・、ということで“My 木型”も購入し、気合十分ですっ!! 木型から写し取った“ゲージ”をベースにデザインを描き、型紙の基となる[展開作業]をしているところ・・・。
2足目製作中のHさん・・・。今回は“内羽根(Balmoral)”スタイルの靴を作成しておりますが、“閂(かんぬき)止め”をどうするか?・・・、ということを一応皆さんに確認しております。 どうするか?というのは、①簡易的な方法と、②高級靴などで見られる伝統的な方法とどっちで進めますか?・・・と
久しぶりにブーツ作り・・・、秋冬に向けて丁度良い頃合いかと・・・。
まず、ベロ部分をクリッピング・・・。
教室の生徒さんの靴の場合、ほとんど業者さんにお願いしておりますが、今回は自分で・・・。
おおまかなデザインはこんな感じです。
オイルヌメのライトブラウンをベースに、履き口部分はベージュのスウェード(スーパーバック)のコンビネーションにしてみました。単純な“親子穴”で
2足目の乗馬ブーツを作成中のTさん・・・。 前作は初足ということで、いわゆる“圧着式(セメンテッド製法)”にて作成しましたが、今回はハンドソーンウエルト製法にて進行中です。 また①に詳しく記載がありますが、中古の木型(脚の部分)にしっかり癖付けをした、本格的なジョッキブーツの製法にこだわって進めております。 ということで、アッパーの革も本格仕様ということで高級レザー“ボックスカーフ”を選択・・・。
ノルウィージャンウエルト製法で進行中の袋ベロのダービーの続きです。中底+アッパー+ウエルトを一緒に掬い縫いし、ノルウィージャンでは定番のチェーンステッチを掛け、その後はウエルト+ミッドソールに1回目の出し縫いを掛けるのですが、その部分もチェーンステッチだと面白くないので、いわゆる“弁髪縫い”というのを施してみました。
イメージとしてはドイツの『ハインリッヒディンケラッカー』っぽい感じです。
6足目の靴製作が終わり、ひと段落中のOさん・・・。次の作品に入る前に、ビジネスで使用する『ノートカバー』を革で作ることになりました。使用する革は、今回のノート用に購入した国産植物タンニンの“オイルヌメ”、色はオレンジを選択・・・。でもって、こちらはネットから拾ってきたというサンプル画像・・・。
歴10年程のKさん・・・。ハンドソーンウエルトの靴は、これで3足目位かな・・・?今回は、奥様の為の“サイドゴアブーツ”。専用木型を使い、型紙作りから挑戦してます。ということで、まずは中底加工から・・・。この様に厚い革に“土手”を作り、中底・アッパー・ウエルトを縫う為の下処理をしておきます。
これまで、ブーツ等で“袋ベロ”の靴を作ったことはありましたが、今回は“JM Weston ”や“Tricker’s”等でたまに見かける、短靴(ダービー[derby])バージョンで作成してみようかと・・・。 因みに“袋ベロ”というのは、靴の中に異物(砂や小石)などが侵入するのを防ぐため、蛇腹式の仕様になっているベロのことです。 これまで作成してきた生徒さんの靴でのパターンを見てみると・・・、 このような、いわゆる“モカシン(Moccasins)”パターンがひとつ・・・。また、カントリーorマウンテンブーツ等で見かける、
GW直前のある日、若い男性の声で・・・、 “カード入れにホックとか付けてもらえませんか?” といったお問い合わせが・・・。 原則、市販のモノの修理等は表立っては行っておりませんが、GW中は比較的暇だったこともあり、 “現…
歴1年、現在2足目のHさん・・・。 前作は外羽根でしたが、今回は内羽根[バルモラル: balmoral]タイプに挑戦です。 1足目とは木型も変えたので、改めて仮履きを作成・・・。 足入れし履き心地を確認したところ、問題なさそうなので、早速本番へと入ります。 前作同様、履き口周りは“ヘリ返し”(折り込み)という装飾技法で進めます。 今回使用する革は、“アリゾナ”という高級タンニンレザーで色は“ターコイズ”カラーを選択・・、ちょっと奮発してみました。
歴10ヶ月のMさん・・・・。8作目の“シェル型”ショルダーバッグが完成しました。これまでも何度か登場してきた、いわゆる“帯マチ(捨てマチ)”構造のバッグとなります。これで確か3作目かな・・・。 初めて作ったのが、昨年11月頃の・・・、 こちら、ブラックレザーを使った[ver.Ⅰ]・・・。 でもって、今年2月位に完成したのが・・、 こちらの、明るいブラウン系のレザーを使った[ver.Ⅱ]・・・。
今回は、ヒールの積み上げ作業を詳しくご紹介・・・。
アッパーのつり込みを終え、更に底付けが終わり、靴の8割程が完成した後の最後の大きな作業となります。 マラソンで例えるなら37・8㎞地点といったところでしょうか・・・。 今回は“アウトステッチ”の靴・・・。 こちらが1枚目の積み上げです。 ヒールをおわん型に削ったりする方法もありますが、今回は1枚ずつ削っていくパターンです。 これまでも何度かブログにてご紹介しておりますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。