靴教室|ハンドソーンに初挑戦のKさん、お家にミシンが無かったので・・・その弐

ハンドソーンに初めて挑戦中のKさん。
前回は、中底の加工と芯材のスカイビング(革漉き)作業の途中でしたのでその続きの作業・・・。

ハンドソーン 芯材作成3

ハンドソーン 芯材作成3

“包丁研ぎ”もだいぶ様になってきたようで、前回よりはかなりスピードアップ出来ているようですね・・・。

ハンドソーン 芯材作成5

ハンドソーン 芯材作成5

漉きあがった“かかと芯”と“先芯”を、木型に固定し・・・、数日置いてしっかりと乾燥させておきます。

ハンドソーン 芯材作成4

ハンドソーン 芯材作成4

ということで、こちらは後日、本つり込み時まで保管しておきます。

この後は、アッパー&ライナーの縫製作業となるのですが、ちょこっと縫っただけでこの日は時間オーバー・・・・、ということで、
Kさん:“家で縫ってきてもいいですか?”

私:“いいけど・・・、でも自宅に革用ミシン無いでしょ?・・・、手縫い?”

Kさん:“はあ・・・・。”

私:“手縫いとミシンだと針穴の大きさが違うから、その差が目立っちゃうよ・・・。どうしてもということなら、あまり目立たないところ(ベロとか)だけならいいけど・・・・、あと全部手縫いにするならそれもアリといえばアリだけど・・・・。”

Kさん:“・・・・ちょっと考えます・・・。取り敢えずアッパーとライナー持って帰ります。”

ということで、翌週ベロを手縫いしてきたKさん・・・。

Kさんハンド 自宅で縫製1

Kさんハンド 自宅で縫製1

スゴっ!!これ手縫いとは思えないんですけどっ!!
※上の写真右がミシン縫製で、左のベロが手縫いです。

Kさんハンド 自宅で縫製2

Kさんハンド 自宅で縫製2

チョット写真がボケてますが、ほとんど区別できないレベル・・・。

Kさんハンド 自宅で縫製3

Kさんハンド 自宅で縫製3

因みに上の写真は、オンライン教室での動画撮影の為、私が手縫いしたストレートチップの写真。
いわゆる“菱目抜き”という打ち具で穴を空けていくので、針穴が結構目立ちます。
デザイン的にはややカジュアルな雰囲気になるので、そういうタイプの靴ならこれでも勿論アリなのですが、場所によってミシンだったり手縫だったりというのは、やはりあまり宜しくはありません。

しかし、Kさんが縫ってきたベロ部分は全く区別がつかないレベル・・・。

私:“すごいね・・・、コレどうやって縫ったの?こんな細い“抜き具”持ってるんだ~?”

Kさん:“違いますよ~、まず“ルレット”でステッチラインに跡を付けて、画鋲でひと穴ずつ刺していったんっすよ~!”

私:“が、画びょう・・・・・。”

Kさん:“いや~、超疲れましたよ~・・・。ベロだけでギブアップです・・・・。”

そういえば、前のブログでも“中底の下穴空け”を自宅で行ってきた際、スベリをよくする為、工房では“石鹸”を使って穴を空けるのですが、家に石鹸が無かったからということで、“ボディシャンプー”でやってきたことを思い出しました。
※因みにこちらが前回のKさんのブログ靴教室|ハンドソーンに初挑戦のKさん、石鹸が無かったので・・・その壱。

Kさんの逞しさに感心しきりの今日この頃・・・。

ということで、残りのアッパー&ライナーは結局工房のミシンで仕上げることとなりました。

Kさんハンド ミシン縫製1

Kさんハンド ミシン縫製1

Kさんハンド ミシン縫製2

Kさんハンド ミシン縫製2

画鋲でひと穴ずつ手縫いをしてきてから、心なしかミシン縫いが上手くなったような気がしているのは私だけでしょうか・・・。

Kさんハンド ミシン縫製3

Kさんハンド ミシン縫製3

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