靴教室|シャコ止めに挑戦する二人・・・。

2足目製作中のHさん・・・。

Hさん シャコ止め作業2

Hさん シャコ止め作業2


今回は“内羽根(Balmoral)”スタイルの靴を作成しておりますが、“閂(かんぬき)止め”をどうするか?・・・、ということを一応皆さんに確認しております。

どうするか?というのは、①簡易的な方法と、②高級靴などで見られる伝統的な方法とどっちで進めますか?・・・ということです。
因みに“閂止め”とは、甲部腰革内外にあたる2枚の羽根の先端を、糸で縫いとどめることをいいます。

今世に出回っている“内羽根靴”のほとんどは、多分①の方法です。手縫い用の太めの糸(#0番手)でグルグルと2回程廻して、内側で結んで留める方法です。簡単で誰でもすぐにできますが、強度的にやや難あり、といった手法です。

②の方はいわゆる“シャコ止め”と言われる手法で、強度的には是非こちらにしたいところですが、難易度が高く、かなり練習しないとうまく仕上げられない技法です。英語ですと『Bar tacking』・・・、また日本では止め縫いの形状が「しゃこ(蝦蛄)」に似ていることから、この名で呼ばれています。

Hさん 内羽根アッパー製作

Hさん 内羽根アッパー製作


ということで、好奇心旺盛なHさん、迷わず②の“シャコ止め”に挑戦・・・。
Hさん シャコ止め作業1

Hさん シャコ止め作業1


お~、2~3回しか練習していない割には、なかなかいい感じに仕上がりました。
Hさん シャコ止め作業3

Hさん シャコ止め作業3


折角なので、超ズームアップで・・!

でもって、その様子を見ていた、同じく内羽根作成中のKさん・・・。
こちらはハンドソーンウエルト製法にて進めておりますので、
“当然、私もシャコ止めでやりますっ!!”
と、力強いお言葉・・・。

Kさん シャコ止め作業1

Kさん シャコ止め作業1


まあ、まだ仮履きですから、思う存分練習して下さい。
Kさん シャコ止め練習1

Kさん シャコ止め練習1


ということで、3回ほど端革で練習・・・。色んな色の糸で試してみました。
こちらも3回にしてはなかなか上手っすね~!
Kさん シャコ止め練習2

Kさん シャコ止め練習2


折角なのでこちらも超ズームアップ。上手いけど、ちょっと斜めってますね・・・。
Kさん シャコ止め練習3

Kさん シャコ止め練習3


お~、こっちは完璧!!
Kさん シャコ止め作業2

Kさん シャコ止め作業2


ということで、仮履き靴ではありますが、いよいよ本番へ・・・。
Kさん シャコ止め作業3

Kさん シャコ止め作業3


これ、“老眼”には結構しんどいんっすよね~・・・。
Kさんも眼鏡を外して、集中っ!!!
Kさん シャコ止め作業4

Kさん シャコ止め作業4


いい感じに仕上がりました。
下のミシンの縫い直し跡は、まあご愛敬ということで・・・。仮履きですし大丈夫っす!!

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