7足目のSさん・・・。前作で初めてハンドソーンウエルト製法に挑戦し、今回も底付けは同じくハンドソーンとなりましたが、アッパーデザインについては“ホールカット”に挑むことになりました。
ホールカットってシンプルなデザインですので、特に初めて靴を作る方の中には、
“一番シンプルで簡単そうだから・・・。”
と選択する方が多いのですが、“吊り込み”の事を考えると、実は一番難易度の高い靴ともいえます。
ということで、Sさん、満を持してのトライですっ!
まずは仮履き(フィッティング)を作成します。
前回の続きです・・・。元のサイズは、H300 x W270 x Ð150 位だったと思います。
また横マチの150㎜というのは入れ口(バッグ上部)の幅で、底部分の幅は110㎜と底の方が狭く、つまり下辺の方が短い台形・・・。
これだと、鞄そのものの容量としては少なく、“たっぷり入れたい”派の方にはやや不満かと・・・。
なので、今回は H375 x W270 x Ð150(190) と、高さと横マチの底部を広げ、容量を増やすことに・・・。
ということで、各パーツの裁断ご、早速縫製へと入ります。