本年から新たに設定した『オンライン靴教室』・・。
※『オンライン靴教室』のご紹介動画はコチラでご覧いただけます。➭『オンライン靴教室(内羽根編)』概要説明動画
長野県在住のKさんが今月から新たにスタートいたしました。
本来『木型補正』や『型紙作り』に関しては、初めての方にはやや難易度が高いのでこちらで行い、アッパーの組み立てやつり込み作業などをメインに行っていただいておりますが、過去他の教室で一足作成したことのあるというKさん、
“折角なので、木型補正や型紙も自分でやってみたいっ!!”
ということなので、取り敢えず今月は週2枠(計4時間)でチャレンジいただくことに・・・。
早速ご自身で補正したという木型をオンライン上で見せていただいたところ・・・、
う~ん・・・、あまり宜しくないかも・・・。
コルクを使って甲部分にだけ極端に肉付けされているようですが、これではバランスが良くありません。
木型補正は、数値だけ合わせればいいというわけではなく、やはり全体のバランス等も考慮しながら、美しさも重要な要素の一つです。
というわけで、こちらで作成した『足の採寸動画』をご覧いただきながら足の採寸データを採っていただき、
※因みに、このような文章や写真・イラスト付き解説を“一時停止”等を使いながら理解を深めてつつ・・・、
※この様に実際に測っている動画をご覧いただきながら、ご自身で足の採寸を行っていただきます。足の採寸だけは、どうしてもこちらにお越し頂けないと行えないので、かなり細かい解説動画をご覧いただきながらご自身で行っていただいております。(15分弱の動画となります。)
木型と一緒に採寸表をこちらにお送りいただきました。
そのデータを基に、片足(左足)分だけをこちらで補正し直したものがこちら・・・。
甲部だけではなく、サイド部分やBPにも分散して床革で肉付けし直しました。
だいぶスッキリした形になったと思います。
というわけで、補正し直した木型と、足りない道具・資材類をお送りし・・・、
スミマセン、写真がボケボケで分かり辛いですね・・・。
今回底付けについては、通常のオンライン教室で行っている『ステッチダウン(アウトステッチ)製法』で進めるとのことなので、中底はバッカー(パルプ素材)にシャンクや床革を付けて成形したものを一緒にお送りしました。
この様な『道具・資材類チェック表』等も一緒にお送りしておりますので、こちらからお送りするもの、ご自身で揃えるもの等把握しながら進めていただけます。
ということで、早速初回のオンライン教室では『採寸表』に木型を合わせ、どこにどの程度の肉付けをしていくのか・・・、こちらで補正し返送した左足の木型をご覧いただきながら、右足分の木型をご自身で補正していただました。
その木型(右足分)がこちら・・・、
かなりスッキリして、前後のラインのつながりも良くなりましたね・・・。
この後は、木型からゲージを作成し、型紙作りの準備を進めていきます。