靴専科・型紙作り

オンライン靴教室|Tさん、仮履き完成し、いよいよ中底加工へ。

Tさんオンライン中底加工6

オンライン教室のTさん・・。※前回のブログはコチラ➭
型紙作りから始めた為少し遅くなりましたが、ようやく“仮履き靴”が完成いたしました。いわゆる“木型抜き”をお持ちの場合はご自身で木型を抜き、足入れ・チェックを行いますが、Tさんはまだお持ちでないので、一旦こちらに送っていただき、木型を抜いたうえで、次の行程の資材と一緒に返送しております。

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オンライン靴教室|Tさん、外羽根の型紙作りに挑戦!

Tさんオンライン靴教室6

この夏から【オンライン靴教室】にご参加のTさん・・・。以前、神奈川の靴教室で1~2足作成したことがある様なのですが、是非型紙作りから挑戦してみたい、ということで目下奮闘中です。
こちらがZoomのスクリーンショットになります。※オンライン教室のブログはほとんどスクショになりますのでお含みおき下さい。
動画にて採寸方法を習得していただき、ご自身で採寸した数値を基にこちらで補正した木型をお送りし、まずは、ベースとなる[木型のマスターゲージ]の作成です。

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ハンドソーン・ローファー製作工程~つり込み編

ローファー製作工程⑤

久々の投稿です・・・。今回はハンドソーンウエルト製法での【ローファー】製作工程です。中底加工を仕上げ、かかと芯と先芯の癖付け行程中・・・。切り出して、薄く漉いた革を先に木型に癖付けしておくと、つり込み作業も短時間で進められます。因みにアッパーはこんな感じで・・・。
茶系のクレイジーカーフ【Crazy calf】を使い、モカとトウにはスキンステッチを、またかかと部分にもトライアングルモカを施してみました。

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オンライン靴教室|木型補正や型紙作りもやりたいんですっ!!

ご自身で修正し直した木型1

本年から新たに設定した『オンライン靴教室』・・。長野県在住のKさんが今月から新たにスタートいたしました。 本来『木型補正』や『型紙作り』に関しては、初めての方にはやや難易度が高いのでこちらで行い、アッパーの組み立てやつり込み作業などをメインに行っていただいておりますが、過去他の教室で一足作成

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靴教室|ハンドソーンに初挑戦のKさん、お家にミシンが無かったので・・・その弐

Kさんハンド ミシン縫製3

ハンドソーンに初めて挑戦中のKさん。前回は、中底の加工と芯材のスカイビング(革漉き)作業の途中でしたのでその続きの作業・・・。“包丁研ぎ”もだいぶ様になってきたようで、前回よりはかなりスピードアップ出来ているようですね・・・。漉きあがった“かかと芯”と“先芯”を、木型に固定し・・・、数日置いてしっかりと乾燥させておきます。ということで、こちらは後日、本つり込み時まで保管

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質の違う革でのコンビネーションの難しさ。

ミシンでのチェーンステッチ2

今回ご紹介するのはコンビネーションのレディースシューズ。使用する革は、以前に購入した『撥水ヌバック』(キャメル)とホワイトのコンビネーション・・・。ブローグ仕様でピンキング(ギザ抜き)を施し・・・、飾り穴もいわゆる単調な“親子穴”ではなく、#2、#5、#8、#10、#12、更に7㎜幅の大小6

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秋冬に向けオーダーブーツを作る~その弐

べヴェルドウエストブーツ6

オーダーブーツ製作、その弐です。 ※その壱はこちら➭秋冬に向けオーダーブーツを作る~その壱 その壱ではつり込み作業迄で、次は掬い縫い~出し縫いという流れでしたが、作業に没頭すると、どうしても写真を取るのを忘れてしまいまし

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靴教室|ハンドソーンに初挑戦のKさん、石鹸が無かったので・・・その壱。

ハンドソーン 中底作成3

今回、ハンドソーンウエルト製法に初挑戦のKさん・・・。
“型紙作りから自身でやってみたいっ!!”
ということで、デザイン画➭ゲージ作成➭型紙作りから始めております。
教室だけでなく、ご自宅でも作業ができるように・・、ということで“My 木型”も購入し、気合十分ですっ!!
木型から写し取った“ゲージ”をベースにデザインを描き、型紙の基となる[展開作業]をしているところ・・・。

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秋冬に向けオーダーブーツを作る~その壱

オーダーブーツ スキンステッチ3

久しぶりにブーツ作り・・・、秋冬に向けて丁度良い頃合いかと・・・。

まず、ベロ部分をクリッピング・・・。

教室の生徒さんの靴の場合、ほとんど業者さんにお願いしておりますが、今回は自分で・・・。

おおまかなデザインはこんな感じです。

オイルヌメのライトブラウンをベースに、履き口部分はベージュのスウェード(スーパーバック)のコンビネーションにしてみました。単純な“親子穴”で

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短靴(ダービー[derby]シューズ)を“袋ベロ”で作ってみる・・・その弐

ダービー袋ベロ ノルウィージャンウエルト製法 完成②

ノルウィージャンウエルト製法で進行中の袋ベロのダービーの続きです。中底+アッパー+ウエルトを一緒に掬い縫いし、ノルウィージャンでは定番のチェーンステッチを掛け、その後はウエルト+ミッドソールに1回目の出し縫いを掛けるのですが、その部分もチェーンステッチだと面白くないので、いわゆる“弁髪縫い”というのを施してみました。

イメージとしてはドイツの『ハインリッヒディンケラッカー』っぽい感じです。

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短靴(ダービー[derby]シューズ)を“袋ベロ”で作ってみる・・・その壱

ダービー袋ベロ 履き口パイピングⅡ

これまで、ブーツ等で“袋ベロ”の靴を作ったことはありましたが、今回は“JM Weston ”や“Tricker’s”等でたまに見かける、短靴(ダービー[derby])バージョンで作成してみようかと・・・。
因みに“袋ベロ”というのは、靴の中に異物(砂や小石)などが侵入するのを防ぐため、蛇腹式の仕様になっているベロのことです。
これまで作成してきた生徒さんの靴でのパターンを見てみると・・・、
このような、いわゆる“モカシン(Moccasins)”パターンがひとつ・・・。また、カントリーorマウンテンブーツ等で見かける、

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ヒールの積み上げ、アゴ落とし・・・。

Heel stacking ヒールの積み上げ作業10

今回は、ヒールの積み上げ作業を詳しくご紹介・・・。

アッパーのつり込みを終え、更に底付けが終わり、靴の8割程が完成した後の最後の大きな作業となります。
マラソンで例えるなら37・8㎞地点といったところでしょうか・・・。
今回は“アウトステッチ”の靴・・・。
こちらが1枚目の積み上げです。
ヒールをおわん型に削ったりする方法もありますが、今回は1枚ずつ削っていくパターンです。
これまでも何度かブログにてご紹介しておりますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

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靴教室|吊り込みで皺が消えない!!革の伸び方向は慎重に・・・。

Sさんダービー vibram9105仕様③

靴は10作目を超える、ベテランSさん・・・。昨年暮れにダービーの仮履きを終え、いよいよ本番へと突入いたしましたが・・・・、なんとここへきて吊り込み作業に大苦戦・・・。これまで『ホールカット』の靴等も作ってきたので、もう吊り込みはお手の物・・・、と私も思っておりましたが・・。どうやら、革の“伸び

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靴教室|ダブルモンクはストラップの微調整が大切です。

昨日の休憩時間、工房から50m程のコンビニへコーヒーを買いに行ったら、いきなりのゲリラ豪雨でズブ濡れに・・・。 この間なんかは、自宅から買い物に行こうと2~3分自転車漕いでたら急に降り出してきたので、慌てて帰宅し傘を用意したら、すっごい晴れてきて・・、 “なんだよ~”って・・・。 荷物が多くな

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靴学校|Mくん、ゼロから1足完成させる。

歴2年目のMくん・・・。 これまで教室で2足の靴を完成させてきましたが、 “ゼロから自分で一足作れるようになりたいっ!!” とのことで、3足目からは木型補正~型紙作りも自分で行っております。 それに併せて、自分専用の“マイ木型”も準備し・・・、 自分の足の数値に合わせて、木型を削ってい

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靴学校|靴の型紙作りから挑戦

この2年でこれまで計5足の靴を作ってきたNさん・・。 ついに、“型紙から自分で一足作ってみたいっ!”ということで、初めて型紙からの製作と相成りました。 最初は、靴の型紙とはどういうものなのか?ということをより理解していただく為、最も基本的な形である“切り返しあり”の靴か“センターシーム”の靴か

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靴学校|靴の型紙作りから始めたいっ!!

靴を作る上で、一番最初に行うのが“木型補正”です。その後、その木型に併せたゲージを作成し、そのゲージにデザインを描き、更には“展開”といわれる作業を経て、いわゆる“型紙”が出来上がります。

通常“教室”ではこれらの作業は全て私が事前に行い、生徒さんはその出来上がった型紙を基に革を裁断し、靴作りが

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靴教室|全く同じ型紙で2足目へ・・。

1足目の靴のデザインが余程気に入ったのか、2足目も同じ型紙で作成中のMくん・・。前回は黒一色でしたが、今回は茶と臙脂のバイカラーで・・・。しかし、相変わらずパーツが多いですな・・・。因みに茶色の革は、高級レザー・ボックスカーフでして、吊り込みにかなり苦戦を強いられている模様・・。
吊り込み作業で、やや握力を使い過ぎたせいなのかどうかは分かりませんが・・、踵芯の革漉きで、ちょっと失敗・・・。
いいんですっ!失敗することも大事なんです。
失敗することによって、何がいけなかったのかを考えることが、こういったモノづくりでは大きな意味があるんですから・・。

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靴教室|平成最後の靴が完成~!

ベタなタイトルですみません・・・。ところで、毎年年末の教室になると、皆さん帰り際に、“良いお年を~”
といって帰って行かれます。もちろん私も同様にお返しをするわけですが、元号が変わるこのタイミングでは何と言ってお別れするのが正解なのでしょうか・・・。
年が変わるタイミングで“良いお年”と言っているわけですから、元号が変わるのであれば“良い元号を~”
かな・・・・。なんか違うな・・。時代の節目に当たるから、“良い時代を~”みたいな・・・。
これもイマイチ・・・。
土曜クラスで大学生のMくんと、このことについて話していたところ、

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靴学校|サイドゴアだけどクリッピング・・・、する?しない?

サイドゴアのブーツを作成中のKくん・・・。型紙を基に甲部分の革を裁断しております。ブーツでよくあるのが、“クリッピング”という技法。甲部から足首に掛けての曲線を一枚革で作成する場合、縫製前に癖付けをすることをクリッピングといいます。
通常、浅草にある専門の業者さんに依頼しておりますが(1枚300円前後でお願いできるので・・)、勿論自分で行うこともできます。
今回Kくんは、勉強の為自力でやってます。
最初は、なかなか皺が消えてくれませんが・・・、

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