レザークラフト教室|コバ処理・・・どうする?

6足目の靴製作が終わり、ひと段落中のOさん・・・。
次の作品に入る前に、ビジネスで使用する『ノートカバー』を革で作ることになりました。

使用する革は、今回のノート用に購入した国産植物タンニンの“オイルヌメ”、色はオレンジを選択・・・。

でもって、こちらはネットから拾ってきたというサンプル画像・・・。

サンプルを基に、若干サイズやラインを独自に変えて型紙を作成します。

全て貼り合わせた後、まずはコバ処理を8分程仕上げておきます。
今回はタンニンレザーを使用するので、ナチュラルな革の色を生かし、そのままサンドペーパーを掛け“フノリ”で磨いて仕上げるようです。
※因みにタンニンレザーのコバ仕上げの例はこちら➭かばん教室|基礎カリキュラムにて作成中の小物たち

因みにこれまで当工房ではタンニン以外、つまりクロム鞣しの革の場合は極力“ヘリ返し”をお薦めしてきました。
クロム鞣しの“コバ磨き”の場合いわゆる“顔料”を使用するのですが、これまで出回っていたモノは粘度等の関係でうまくコバに乗らず、慣れていないと(かなり練習しないと)キレイに仕上げるのは難しかったからです。

ところが数年前から出回っている、こちらの“Fenich(フェニーチェ)”というコバ処理剤は比較的初心者でもキレイに仕上げることができるようなので、最近仕入れてみました。

奥の大きめのものが“ニュートラル”、つまり下処理剤です。
人気があるようで、暖色系のモノ(赤・オレンジ・黄等)は品切れのようなので、取り敢えず手前の8色程を入手し、

クロムレザーでコースターを作成し、試しに色を乗せてみました。

こちらは“ボルドー”・・・。以前の顔料に比べ乾燥までにかかる時間が15分程で済むので、作業効率は良さそうですね・・・。

でもって、こちらは“ミディアムブルー”・・・。黄色い革を使い、“ウクライナカラー”にしてみました。

最後はライトブラウン。
使ってみた感想としては、粘度の頃合いが以前のモノより良いのか、コバに乗せただけでそれなりにキレイに表面張力により、表層面が整います。
なので、下処理剤塗布➭15分乾燥➭#240サンドペーパーでの磨き➭好みの色乗せ➭15分乾燥➭#240サンドでの磨き➭再度色乗せ➭15分乾燥➭#400サンド➭#600サンド➭#1000サンド
の手順で、上記程度の仕上がりになりました。

海外トップブランドのバッグ等でも使用されているようなので、色目・発色も程よい感じで、かなり使いやすくなった印象です。

興味にある方は是非“革小物”“バッグ”等でチャレンジしてみて下さい。

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