2ヶ月ぶりにご登場のKさん・・・。
お友達の靴を型紙作りからスタートし、前回吊り込み作業まで終了しておりました。
※因みに追っかけ記録①はコチラ➭靴教室|KSさん追っかけ記録①~ハンド2足目は友人の靴で。の巻
いよいよ掬い縫いの作業に突入です。
尚、掬い縫いで使う糸は、9本撚りの麻糸を上の写真のように“先細り”するように加工し、チャン(松脂+油)及びロウを擦り込んたものを使っています。
力を入れて、しっかりと縫い上げて・・・、
その後、掬い縫い用に掘った土手を基に戻してステッチを隠し、余分なアッパーを切ってからシャンク(鉄板)を糊で固定します。
更には、その底面をトレースしたものを使ってコルク板を切り出し、段差ができないよう隙間を埋めていきます。
本底を貼り付け、大分靴らしくなってきましたね。
余分な底材を削り廻してコバを整え・・・、
ウィールという道具を使って、コバに出し縫いの為の当たりを付けていきます。
こんな感じ・・・。今回はピッチ12とやや細かめのステッチで出し縫いを掛けるみたいですね・・・。
片足完了。連日、黙々と縫い続け・・・、
いい感じに縫い上がりました。
次回、ヒールの積み上げと、いよいよアッパーの“染め”へと突入です。
※尚、この続きはこちらになります。➭靴教室|KSさん追っかけ記録③~今回はアルコール染料で染めてみましたっ!の巻