1足目を圧着で仕上げ、2足目でハンドソーンウエルト製法に初挑戦のKさん・・・。
※因みに1足目はコチラ➭靴教室|初めての一足ですが手染めにチャレンジ!
“型紙作りから自身でやってみたいっ!!”
ということで、デザイン画➭ゲージ作成➭型紙作りから始めております。
教室だけでなく、ご自宅でも作業ができるように・・、ということで“My 木型”も購入し、気合十分ですっ!!
木型から写し取った“ゲージ”をベースにデザインを描き、型紙の基となる[展開作業]をしているところ・・・。
前作(圧着式で作成)の外羽根靴の展開作業を“復習”も兼ねて行い、そのあと今回の内羽根の型紙を作成していきます。
仮履きも終わり、いよいよ本番・・・。
まずは、“中底”の加工作業から進めます。
“ベンズ”という5㎜程ある革を水で濡らし、まずは木型に固定し癖付けを行い、その後木型に沿って余分な革を切り回していきます。
その後、“かかと芯”や“先芯”を切り出し、程よい厚みに“革漉き”を施していきます。
前作の圧着式では、これらの作業は全て機械で行ったり、また革以外の素材を使うので、いずれも初めての作業・・・。
なので、それなりに時間はかかるのですが、今回はmy木型ということもあり、ある程度教室(工房)でやり方やコツを覚え、残りは自宅で行うという流れの為か、圧着の時と差ほど変わらないタイムラプスで進行しております。
革漉きは油断すると原型が変わってしまうので、慎重に・・・。
包丁研ぎも面倒くさがらず、こまめに行うのが、結果早くきれいに仕上げるコツです。
続いて、掬い縫い用の穴あけ作業へ・・・。
スムーズな穴あけができる様、よく研いだ“掬い針”に石鹸を付けながら進めていきます。
工房では、ビンに入れた石鹸粉に掬い針を突っ込み、針に粉を付けながら穴を空けていきます。
こうすると、針が滑りやすく(摩擦がなく)なり、針が折れたりするトラブルも無くなる、というわけです。
なので終わった後は、こんな感じで穴の周りに白い石鹸粉が残っているのがお分かりだと思います。
時間の関係で、右足を終えた後左足の方は例のごとく自宅で行ってきたKさん・・・。
ん??なんか右と感じが違うような・・・。
私:“これ、なんかシミっぽいの付いてるけど・・・?”
Kさん:“あ~、家に石鹸なかったんで、代わりにシャンプーでやってみました。”
Kさん、面白すぎっ!!
私も初めて聞いたので、これが今後の作業にどう影響するのか・・・・?
次回をお楽しみに・・。
※この続きはコチラ➭靴教室|ハンドソーンに初挑戦のKさん、お家にミシンが無かったので・・・その弐