新木型で一足作ってみる

一年以上前に作成していた、メンズの新木型・・・。
 

 
暫く放置状態でしたが、履き心地の確認も含め漸く試作作りへと・・・。
 
今回は、トウから甲部への立ち上がりラインをだいぶ変えたことと、底面へ手を加えたことについての検証も兼ねております。
 

 
具体的には“踏まず”部分を絞ることにより、いわゆる足の“縦アーチ”をしっかり支えられるようにすること、そしてBPライン後部に“くぼみ”を作り、そこにパット替わりとなる“横アーチ”を補助できるような形を形成し、中底だけで極力足裏の形状に近づけることを目的にしております。
 

 
つまりこんな感じ・・・。このくぼみの大きさがこれで良いのか、もう少し大きくすべきなのかを実際履いてみて検証したいと思います。
 


 
中底を癖付けし・・・、
 

 
アッパーを作成。
今回はグレーに近いブルーのタンニンを使ってみました。
 

 
デザインは、最近お気に入りの“2アイレット”の内羽根に・・・。
 

 
先芯の癖付けをし・・・、
 

 
掬い縫い・・・、
 

 

 
こんな感じで、シャンクや中ものを入れる前に革で作ったドロップ型のモノを入れて、“横アーチ”を補助し、且つ踏み出しをしやすくしております。
 

 
出し縫いを掛け、
 

 
取り敢えず、完成~!
 

年明けから2週間程履き続けており、前の木型より心地のよい締め付け具合が丁度良い仕上がりとなりました。
 
足裏のフィット感や踏まずの締め付け具合も良かったのですが、履き始めの時は例の“ドロップ型”の形状が足裏に感じられるほどの存在感を出しておりましたが、次第に薄れていくようで、今ではやや物足りなさを感じておりますので、もう少し深く、大きめにアレンジしてみようと思います。