4足目のKさん。
ハンドソーンの靴としては2足目となります。
今回は初めてお友達の靴を作ることに・・・。
ご自身が作った靴を見たという友人から
“是非自分にも作って”と依頼されたとのこと・・・。
前作同様、自身で手染めを行うためアッパーにはヌメ革を使用しています。
汚さないよう手袋をしながら、慎重にアッパーを仕上げていきます。
こちらは中底づくり・・・。
5㎜のショルダーを水で濡らし、木型に釘で固定し、癖付けをしていきます。
今回は工房の木型で、ロングノーズタイプのモノを使っていくのですが、勿論依頼主が選択したもの・・・。
ご自身も初めて使う木型ゆえ、
“吊り込み大丈夫かな・・・?”
と少し不安げ・・・。
まぁ、今更悩んでもしょうがないですから、どんどんいきましょっ!
踵芯と、先芯を手で漉き、吊り込み作業へ・・。
因みに靴のサイドにはみ出ているのは、いわゆるサイド芯といわれるもの・・・。
型崩れを極力防ぐ為、今回はこのサイド芯も入れております。
手漉きで、ある程度厚みを抑えた床革をペーストで貼り付け・・・、
木やすりやサンドペーパーを使って、しっかり形を整えていきながら・・・、
キッチリとエッジを出していきます。
でもって、吊り込み作業へ・・・。
なんとかいい感じで仕上がってきました。
次回、掬い縫い作業へと入ってまいります。
※その弐はこちらから➭靴教室|KSさん追っかけ記録②~2足目なので、ピッチは12で攻めてみますっ!の巻