歴10年程のKさん・・・。
ハンドソーンウエルトの靴は、これで3足目位かな・・・?
今回は、奥様の為の“サイドゴアブーツ”。専用木型を使い、型紙作りから挑戦してます。
ということで、まずは中底加工から・・・。
この様に厚い革に“土手”を作り、中底・アッパー・ウエルトを縫う為の下処理をしておきます。
その後、アッパーの作成・・・。
Kさん、ここのところ“手染め靴”にハマっているようで、今回も“ヌメ革”を使い最終的には染めを施していくようです。
因みに、今履いている靴も自分で染めた“ハンドソーンウエルト製法”にて仕上げた靴・・・。
かれこれ5年程経つと思いますが、大切に履いていただいているみたいですね。
アッパー縫製後、いよいよ木型に吊り込んでいきます。
まずは、仮つり込み・・・。
芯材を入れる前に“仮”で吊り込んでみて、全体のバランス等をチェックしていきます。
問題なさそうですね。
軽くアタリを付けておいて、次は“芯材”をいれて“本つり込み”へと入ります。
踵部分のつり込みを終え、次はつま先部分へ・・・。
まずはライナーをしっかりつり込み・・・、
キレイに吊り込めました・・・。
その後、周囲を薄く漉いた“先芯”を吊り込んでいきます。
ここは溶剤系の芯材でも良いのですが、折角ハンドソーンで作るので、敢えて手間のかかる革での先芯にしております。
トウの木型部分にしっかりと馴染ませ、乾燥させた後、木やすりやガラス・サンドペーパー等を使い、キレイに形を整えていきます。
特に底面のエッジをしっかりと出してあげることが重要で、この後のアッパー吊り込み、掬い縫い等の仕上がりに大きく影響してきます。
流石3足目・・・、なかなかいい感じに仕上がりました。
この後、アッパーをつり込み、掬い縫いの作業へとはいります。
※この続きはコチラ➭靴教室|Kさん追っかけ記録②~染めを楽しみたいけれど、黒がいいといわれて・・の巻。