2足目のYさん。
初足では、今は無き“タニノクリスチー”のローファーを圧着で完成させましたが、今回も同じく“タニクリ”のショートブーツにチャレンジ・・・。
“タニクリ”大好きgirlです。
今回は“手染め”にも挑戦してみたいということで、ヌメ革を使っております。
また底付けについても、行く行くはハンドソーンに挑んでみたいようで、今回はその前哨戦ということで『マッケイ製法』で仕上げる模様・・・。
ということで、本底の“銀”をガラス片を使って搔いでおります。
でもって“打ち込み錐”で底面に縫いの穴を空けつつ・・・、(因みに履いている靴は1足目のローファー・・・、気に入って結構履いてくれているようです。)
5本縒りの麻糸で縫いを掛けていきます。
続いて“手染め”作業へ・・・。
こちらも初めての作業なので、切れ端の革を使って練習・・・。
単純な“赤”のベタ塗りではなく、明るい赤~暗めの赤~黒へと、グラデーションを付ける『スフマート染色』という技法に挑戦します。
ん~、いい感じじゃないですか?
ということで、いざ本番へっ!!
最初は水で薄めた赤をムラなく入れていき・・・、
次第に原液へと近づけていきます。
染料って何度も何度も重ねて塗っていくと、ある一定の所でそれ以上色が入っていかなくなりますので、その頃合いを見極めるのが難しいんですね・・・。
また、水気を含んだ状態だと実際の色より濃く見えるので、慣れないうちは日を置いて(水分が飛んだあとの色を見て)2~3回位に分けて染めた方が無難だと思います。※ただし、その場合ムラになり易い、という危険性もあるので注意が必要ですが・・。
仕上げでは、どんどん黒を強めに入れていって・・・、
最後に色止めとして“レザーフィックス”を塗って・・・、
完成~!!
Yさん、次はいよいよ“ハンドソーンウエルト製法”に挑戦です。