ノルウィージャンウエルト製法で進行中の袋ベロのダービーの続きです。中底+アッパー+ウエルトを一緒に掬い縫いし、ノルウィージャンでは定番のチェーンステッチを掛け、その後はウエルト+ミッドソールに1回目の出し縫いを掛けるのですが、その部分もチェーンステッチだと面白くないので、いわゆる“弁髪縫い”というのを施してみました。
イメージとしてはドイツの『ハインリッヒディンケラッカー』っぽい感じです。
これまで、ブーツ等で“袋ベロ”の靴を作ったことはありましたが、今回は“JM Weston ”や“Tricker’s”等でたまに見かける、短靴(ダービー[derby])バージョンで作成してみようかと・・・。 因みに“袋ベロ”というのは、靴の中に異物(砂や小石)などが侵入するのを防ぐため、蛇腹式の仕様になっているベロのことです。 これまで作成してきた生徒さんの靴でのパターンを見てみると・・・、 このような、いわゆる“モカシン(Moccasins)”パターンがひとつ・・・。また、カントリーorマウンテンブーツ等で見かける、