埼玉で靴の修理のお仕事をされているという女性のJさん。
1足目からハンドソーンウエルト製法でチャレンジしてみたいとのこと・・。

Jさん ハンドソーン・中底加工1
靴作り初心者の方にはあまりお勧めはしておりませんが、やはりお仕事で日々向き合っているだけあって、仮履き作りの行程を見ているとかなり手際も良さそう・・・。
ということで、早速中底加工です。

Jさん ハンドソーン・中底加工2
5㎜のベンズを切り出し、木型に癖付けし・・・、

Jさん ハンドソーン・中底加工3
掬い縫いの“溝堀り”作業から、“下穴”空けまで・・・。

Jさん ハンドソーン・中底加工4
なかなかいい感じです。

Jさん ハンドソーン・アッパー縫製1
因みにアッパーデザインはシンプルな“外羽根”仕様で・・。しかも初足なので、黒のカーフを使用するようです。

Jさん ハンドソーン・アッパー吊り込み1
吊り込みも、ソツなく無難にこなしますな~。

Jさん ハンドソーン・アッパー吊り込み2
もう2~3足目位の経験値ありますって感じで淡々と進めていくJさんです。
仮つり込みでバランスをチェックし、芯を入れた踵部の本つり込みから、トウ部へのつり込み作業へ・・・。

Jさん ハンドソーン・アッパー吊り込み3
初めてなので、当然作業手順の解説書面を見ながらなんですが、ほとんどアドヴァイスしなくても正確に進めていきます。

Jさん ハンドソーン・アッパー吊り込み4
バッチリです~っ!!

Jさん ハンドソーン・アッパー吊り込み6
先芯もベンズの革を手漉きして、本格仕様で・・・。

Jさん ハンドソーン・アッパー吊り込み5
Jさん、修理のお仕事ではこの“つり込み”作業はまず行わないので、初心者といっても良いのですが、とてもきれいで丁寧な仕事ぶりです。きっと本職(修理)の方でも丁寧なお仕事をされているんだろうな~と感じますね・・。

Jさん ハンドソーン・アッパー吊り込み7
先芯が乾燥して固まったら、木やすり&ガラス片&サンドペーパーを使って、なだらかにラインを整えていきます。

Jさん ハンドソーン・アッパー吊り込み8
しっかりとエッジも出ており、今回はここまで・・・。
次回は“掬い縫い”作業へ突入です。