この夏から【オンライン靴教室】にご参加のTさん・・・。
以前、神奈川の靴教室で1~2足作成したことがある様なのですが、是非型紙作りから挑戦してみたい、ということで目下奮闘中です。
こちらがZoomのスクリーンショットになります。※オンライン教室のブログはほとんどスクショになりますのでお含みおき下さい。
動画にて採寸方法を習得していただき、ご自身で採寸した数値を基にこちらで補正した木型をお送りし、まずは、ベースとなる[木型のマスターゲージ]の作成です。
こちらが、その木型マスターゲージ。
こちらで作成したものを一緒にお送りしておりますので、これをこのまま使っていただいても良いのですが、それでは勉強になりませんので、Zoomにて改めて作成方法をお教えしております。
つまり、ご自身で作成したゲージと正解のゲージ(私が作成したもの)両方がありますので、後でいわゆる“答え合わせ”も出来るようにしております。
次に、そのマスターゲージを木型に貼り付け、デザインを描いていきます。
今回は最もオーソドックスでバリエーションも多い“外羽根”デザインで進めることに・・。
Tさん、“答え合わせ”の結果、ほとんど誤差がなかった様で、ご自身で作成したゲージで進めることに・・・。
こんな感じで、まずはラフな絵を鉛筆でザックリと・・・。
ただ、構造的にいくつかのルールや注意事項がありますので、その範囲内で描いていきます。
【縦・横のトップライン】とか【クロスポイント】、はたまた【閂(かんぬき)】等、専門用語等も覚えていただきながら、ミリ単位で正確に清書し直します。因みにこれが今回作成する【外羽根のマスターゲージ】となります。
尚、最初に作成した【木型のマスターゲージ】はこの後、例えば【内羽根】等他の型紙を作成する時、そのまま使用できます。
【外羽根のマスターゲージ】は今回のデザインのみのゲージというわけです。
“目打ち”や“ルレット”等を使いながら、立ったり座ったりしながら黙々とラインを描いていくTさん・・・。(まあ立つ必要は無いのですが・・)
因みに、下の写真は私が作成したマスターゲージとなります。
つまり、こちらも後で“答え合わせ”ができる様にお送りしております。
続いて、型紙のベースとなる【展開図】の作成となります。
【展開図】は行程が複雑な為、Zoomでのやり取りだけでは心配なので、上の写真に一部映っておりますが、【手順書面】等もご覧いただきながら進めていきます。
【手順書面】でしっかり復習しながら、オンライン上で展開図を描いていくTさんのスクショ。
なかなかいい感じです。
またまた、こちらも私が作成した展開図。これまで同様答え合わせ用です。
最終的に、ご自身で作成たものとこちらで作成したもの、どちらを使うかはご自身に決めていただきますが、Tさん、結局ご自身で作成したもので進めていくことになりました。
次回は展開図をコピーしたもので型紙(アッパーとライナーも含む)を作成し、革の裁断へと突入です。
次回のブログはコチラ➭オンライン靴教室|Tさん、外羽根の型紙作りに挑戦!