鞄教室のKさん・・・。
前作では、旦那様へカービングを施した“シガレットケース”を作成しておりましたが、引き続き今作も旦那様へのロングトートバッグを作ることになりました。
こちらは、型紙・・・。大きすぎて、椅子の上からでも全部写しきれませんっ・・。
ひとつずつ、パーツの名称と数値が描き込んでありますね・・。
こちら、型紙を使って裁断した革たち・・・。多いな・・・。
当初は“赤茶”をイメージし、染料もご自身で用意してヌメ革を染めたのですが、それを見た旦那様から、
『赤はちょっと使いづらいな~・・・・、黒が良いかな~!』
と、後出しじゃんけんのように言われ、赤の上から黒へと染め直すことに・・・。
ご苦労様ですっ!!
まあ、それでも下地に赤が入った、深みのある“黒”になりましたので、結果オーライということで・・。
でもって、こちらは裏地に使うアメ豚の革たち・・・。
これだけ多いとどこから手を付けようか迷いますが、取り敢えずKさん、持ち手から進めるようです。
これは持ち手の“芯材”に当たるパーツで、床革を数枚重ねて貼り合わせたものをドーム型に削っております。
こんな感じ・・・。
それをハンドルパーツの革で上下からサンドし、ヘラでしっかりと輪郭を際立たせます。
手縫い用の穴を“菱目抜き”で開けて・・・、
ついでに“くるみボタン”を作成。
既成のカシメに、極薄に漉いた同じ革で包むようにして作るのですが、このひと手間で、かなり高級感が出ますね~!
と、なんだかんだで“持ち手”部分が完成~!
まだまだ道のりは長そうですな・・・。