前回の続きです・・・。
※前のブログはこちら⇒Hermèsのエールバッグをカスタマイズ~その壱
元のサイズは、H300 x W270 x Ð150 位だったと思います。
また横マチの150㎜というのは入れ口(バッグ上部)の幅で、底部分の幅は110㎜と底の方が狭く、つまり下辺の方が短い台形・・・。
これだと、鞄そのものの容量としては少なく、“たっぷり入れたい”派の方にはやや不満かと・・・。
なので、今回は H375 x W270 x Ð150(190) と、高さと横マチの底部を広げ、容量を増やすことに・・・。
ということで、各パーツの裁断ご、早速縫製へと入ります。
内縫い仕様の為、縫い代はしっかりと荒らし、且つ糊付け前に癖付けをして・・・、
玉縁ちを挟み、糊付け&ミシン掛け・・。
裏地は黒のシャンタンを使用してみました。
因みに今回使用した革は、国産(姫路)タンナーで鞣されたタンニンレザー。1.5㎜厚でやや堅め、色はグレーっぽく見えますが、“レイクコモ”というブルーの一種です。
ということで、完成~!
因みに、上のカブセ部分と肩紐、持ち手の黒い革はHermèsのオリジナルのものです。
また、オリジナルは肩紐が固定されていませんでしたが、今回はかなり容量が増えますので、カシメでしっかり固定されています。
※このバッグは、本来革パーツと布地パーツが固定されておらず、着せ替えの様に布地パーツを自身で取り換えることが出来るのが特徴ですが、オーダー主様の判断でこのような仕様にしております。
ということで、ビジネスシーンでのご活躍をお祈りしております。