歴2年目、4足目のSさん・・・。
満を持して、いよいよハンドソーンウエルト製法に挑戦です。
※因みに前作・彼女さんに作ったパンプスはこちら➭彼女さんへ作ったストラップパンプス
まずは5㎜のショルダーを切り出し、中底の加工です。
因みに、今回の為に“マイ木型”を発注いたしました。
型紙作りは、前に作った外羽根やローファーの時に経験がある為、今回は“内羽根”パターンということで、自ら行っております。
更に、今回は“手染め”にも挑戦してみたいっ!
ということで、ヌメ革を使ってアッパーを仕上げてます。
相変わらずチャレンジ精神旺盛ですな・・・。
メダリオンのデザインもオリジナル?なのかな・・・。
一生懸命吊り込みます。
うちにあるヌメは1.7~8㎜とやや厚めではありますが・・・、
いい感じで仕上がりました。
手袋しながらなので、気掛かりだった汚れも、この段階では殆ど目立たっておりませんね。
先芯も溶剤系を使わず、床革を使って本格仕様です。
しっかりとエッジを立たせて・・・、
せっせと吊り込み、吊り込み・・・。
でもって掬い縫い・・・、
(マイ木型なので、基本掬い縫い作業等はご自宅で進めておられるので、写真撮り忘れました・・。スミマセン・・。)
更には中ものを詰めた後、本底を切り出し・・・、
“ヒドゥンチャネル”仕様にする為、本底の銀面(表面)に薄い切り込みを入れております。
“ヒドゥン”(=隠された)、“チャネル”(=溝)とは、意味の通り、この後行う“出し縫い”の糸が底面からは見えないようにする為に施す技法のひとつで、結構難易度高めです。
まあ、分かりやすく言うと、リンゴの革を途中で切らないように薄く剥いていく作業を10倍くらい難しくした作業だと思ってください。(分かりづらいか・・・。)
その後、“ウィール”と呼ばれる道具を使い、出し縫いの当たりを付けていきます。
次回、いよいよ“出し縫い”&“手染め”作業に突入予定です。
※次の行程はこちらから➭靴教室|SKさん追っかけ記録②~ついに完成!一ヶ月は眺めて過ごします・・の巻