12足目のSさん・・・。当工房にて沢山作成していただきましたが、なんと内羽根(balmoral)は初めてとのことです。ハンドソーンウエルトも今回で6足目。ということで早速中底加工です。もう手馴れたもんで、危なげなく“土手”を仕上げました。木型もこれまでの“羽根物”で使用したものなので、今回は“仮履き”無しで、いきなり本靴製作へと突入です。
ローファー製作の続きです。ピッチは『8』で緩めにしてます。またウエスト(フマズ)部分は絞っており、ステッチが見えない仕様にしておりますので、この部分は6㎜位の間隔で縫っておりますので、片足3時間位ですかね・・・。縫い終わった後は、この様に角を1㎜程落としておきます。その後、木やすり➭ガラス➭サンドペーパーを使って整えていきます。
コロナでなかなか通えなかった為、やや長引いておりますKさんのブーツ・・・。
前回は先芯の成形迄終わり・・・、※前回のブログはコチラ➭
トウのつり込み作業を行っております。掬い縫い迄ソツなくこなし・・・、ヒドゥンチャネルの上、出し縫い作業・・・。 更には、ヒールの積み上げ作業等、順調に進んでまいりました。 でもって、いよいよ楽しみにしていた“革染め”作業へ・・・。
久々ご登場のKさん・・・。お家での作業でミシンが無いので、画鋲で穴を空けて手縫いをしていたあのKさんです。 ※前回のブログはコチラ➭ 結局、見えにくいベロの部分だけを手縫いし、残りは工房のミシンで仕上げました。ということで、早速つり込み作業です。 兎に角新たなことにやたら挑戦したがるKさん・・・。かかと部分は“ノーシーム”で仕上げたため、つり込みかなり苦戦中・・・。
娘さんの大学卒業&就職祝いを兼ね、昨年暮れに靴のオーダーを承りました。 仕上がりのデザインは、こんな感じ・・・。 卒業当日の袴姿に合わせ、真っ白な編み上げブーツがお好みの様です。 足の採寸及び木型補正等は昨年暮れのブログでご紹介済なので、ここでは割愛し・・・、 ※その様子はこちら➭ 仮履き作成です。 イメージしやすいように、仮履き靴も工房にあったホワイトレザーを使用しました。
引っ越し等でバタバタだったので、もう2ヶ月程前に完成しているのですが、Sさん追っかけ記録の続きです。 ➭前回の②はこちら➭ 出し縫いについては、“ダブルウエルト”でピッチは『8』。回数を重ね、だいぶキレイに仕上がってますね・・・。 慣れないと、ステッチにガタつきが出てしまいますが、ちゃんと揃ってます。 前回、薄くまくり上げた“ヒドゥンチャネル”を戻し・・・、 ヒールを積み上げ・・・、木やすり➭ガラス片➭サンドペーパーを使い、キレイに表面を整えていきます。
Sさん追っかけ記録その②です。 ※①はこちらから➭ 今作で11足目なので、もう吊り込みはいいでしょう・・・。省略です。 ということで、“掬い縫い”の糸作り・・・、チャンを擦りこんで糸に強度を持たせます。 こんな感じで片方を固定し、チャンとロウを擦りこみます。 ※因みに別の方ですが、糸作りの動画はインスタからご覧ただけます。➭ 松脂と油を混ぜたこの“チャン”を糸に染み込
ノルウィージャンウエルト製法で進行中の袋ベロのダービーの続きです。中底+アッパー+ウエルトを一緒に掬い縫いし、ノルウィージャンでは定番のチェーンステッチを掛け、その後はウエルト+ミッドソールに1回目の出し縫いを掛けるのですが、その部分もチェーンステッチだと面白くないので、いわゆる“弁髪縫い”というのを施してみました。
イメージとしてはドイツの『ハインリッヒディンケラッカー』っぽい感じです。
歴2年目、4足目のSさん・・・。満を持して、いよいよハンドソーンウエルト製法に挑戦です。まずは5㎜のショルダーを切り出し、中底の加工です。因みに、今回の為に“マイ木型”を発注いたしました。 型紙作りは、前に作った外羽根やローファーの時に経験がある為、今回は“内羽根”パターンということで、自ら行っております。更に、今回は“手染め”にも挑戦してみたいっ!ということで、ヌメ革を使ってアッパーを仕上げてます。 相変わらずチャレンジ精神旺盛ですな・・・。