靴教室|パイピング?ビーディング?それともヘリ返し?

もう、かれこれ10足目位でしょうか・・・?
Sさんの、ダービー製作です。

靴教室 SKさん ダービー製作

メダリオン製作

スマホでサンプルを観ながら、メダリオンの型紙を作り・・・、

靴教室 SKさん ダービー製作

革の裁断 その壱

革の裁断です。今回はブラックのカーフを選択。

靴教室 SKさん ダービー製作

革の裁断 その弐

お~、無駄なく最小面積で採ってますね~。流石ベテランさんです。

靴教室 SKさん ダービー製作

ミシン縫製

ミシンもだいぶ手馴れた感じで、サクサク進んでおります。

靴教室 SKさん ダービー製作

アッパー製作

ということで、アッパーはこんな感じで・・・。
因みに、今回履き口は“パイピング”で処理をすることにしました。

靴教室 SKさん ダービー製作

パイピング製作 ①

0.5㎜厚に漉いた革を、こんな感じで履き口に糊付けした後ミシンで縫い付け・・・、

靴教室 SKさん ダービー製作

パイピング製作 ②

この様に、クルンと断面に巻き込むようにし、裏に貼り付けます。

因みに、履き口の処理としては、この他に・・・、

へり返し

へり返し

薄く漉いた代部分を折り返す、“ヘリ返し”(もしくは折り込み)処理と・・・、

ビーディング

ビーディング

この様に、やはり薄く漉いたテープ状の革を2つ折りにし、“わ”の部分をアッパーとライナーの間に挟み込む“ビーディング”(一部“玉出し”と呼ぶところもあり)と呼ばれる技法があります。
※因みに上記2枚の写真は“オンライン靴教室”でご紹介している動画集の一部となります。➭オンライン教室案内

“ヘリ返し”は装飾的意味合いが強く、パイピングは装飾+補強的な感じで、ビーディングは主に補強を主眼に置いた技法だと思われます。

ビーディング サンプル①

ビーディング サンプル①

こちらは、ビーディングのサンプル靴のひとつ・・・。

ビーディング サンプル②

ビーディング サンプル②

分かり易く、異なる色の革でビーディングパーツを使っております。

もちろん、なんの施しもしない“切りっぱなし”という靴もありますので、ご自身の靴を作る際、履き口をどうするのか参考にしていただければ、と思います。

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