これで11足目に突入のSさん・・。ハンドソーンウエルト製法では4~5足目くらいでしょうか・・・?
まずは中底加工です。
水で濡らした革を木型に癖付けし、底面に合わせ切り回していきます。
更に、掬い縫い用に作った“土手”に掬い針で下穴を空けていく様子・・・。
この辺りは流石4~5足目・・・、手馴れた手付きでサクサク穴を空けてます。
多分初めての時から比べると、多分半分くらいの時間で終えてますね・・・・。まあ、時間は関係ないんですけどね・・・。
因みに、木型は前作のモノと同じ木型を使っていくのですが、スリッポンやローファーはまた木型のサイズ感が変わってきます。
分かり易く例えるなら、外羽根や内羽根等の“ひも靴”の時よりも全体的にやや絞る感じですかね・・・。
甲部分の抑えが無い分、フィッティングの精度はかなりシビアに見ていく必要があるわけですね。
というわけで、仮履き靴でフィッティング・・・。BP周りはそのままですが、甲部分を10mm程落とし、腰部分もやや絞ってホールド感を上げてみました。
まあ良さそうな感じですね・・。
ということで、早速本靴へ突入です。
今回使用する革は、ヌメ革。以前も何足か“革染め”に挑戦しているSさん、今回も“グラデーション染め”(ぼかし染め)にチャレンジするみたいです。
※因みSさん初めての“染め”はこちら⇩
靴教室|SKさん追っかけ記録③~手染め、はまりそうです・・の巻
※でもって2回目がこちら⇩
靴教室|やっと、というかついに奥様の靴を仕立てる
アッパーのミシン縫製・・・。
履き口は、これも以前一度挑戦した“パイピング”・・。
今回は、前回よりも小さなアールを縫う必要があり、難易度がやや上がりますが・・・、
直線部分や、緩やかなカーブならさほど難しくはないのですが、これだけ急なカーブだとちょっと大変です。
まあ、でも何とかギリ大丈夫ですかね・・・。
ということで、つり込み作業へと入っていきます。
次回はつり込み~掬い縫い~出し縫いへと向かいます。
※追っかけ記録②はこちらから➭靴教室|Sさん追っかけ記録②~ヒドゥンチャネルに初挑戦っ・・・!