レザークラフト教室|まずは気軽にレザーカービングから・・・。

今年から新しくご参加のKさん・・・。
 

 
まずは、今使っている名刺入れと同じものを自分で作成してみて、最終的には、可能であれば靴も作ってみたいのだけれど、
 
“全くの初心者なので、自分にできるのかどうかがとても心配で・・・。”
 
とのこと・・・。
 
そうですよね・・、全く初めてということで、そういう方、結構いらっしゃいます。
 
そういった方には、まずは初心者でも比較的取り組み易い“レザークラフト”から始めてみては・・、とご提案しております。
※勿論、作ってみたいという気持ちが一番重要なので、無理にはお薦めはしません。こういう方法もありますよ・・といったご提案です。
 
靴やカバンだと、ミシンや漉き機といった機械類を使っていくことになるのですが(使わなくても出来ることは出来ますが・・。)、レザークラフトでは機械類を使わずに製作が可能です。
 

 
Kさんの場合、名刺入れも製作候補にあり、また“カービング”や“革染め”にも興味がおありとのことでしたので、まずは“レザークラフト教室”から始めることに相成りました。
 

 
ということで、早速“レザーカービング”です。
 
既に決められた型紙なので“形”はオリジナルではありませんが、その代わり、デザインや色はご自身で選んでいただきますので、その辺りで個性を出していけるかと思います。
また、図案もゼロから自分で描くわけではなく、何十種類もある【図案集】がありますので、その中から気に入ったものを選んで、革に描いていただきます。
 

 
最初は、草木や花の図案がメインになりますが、組み立て次第では“完全オリジナル”になりますし、また“バックグラウンド”と呼ばれる“背景”の柄も数パターンありますので、結構楽しめると思います。
 
また、図案をトレーシングペーパーでなぞっていくだけなので、いわゆる“絵ごころ”等が全く無くても、結構本格的な図柄を描けるのが楽しいですね・・・。
 

 
また“手縫い”も通常の“糸”を使ったシンプルなものでも構いませんし、少し余裕があるなら、この様な革ひもを使った“かがり縫い”も面白いと思います。
 
これも“手順書”のようなものがありますので、皆さん差ほど苦労することなく組み立てております。
 

 
Kさんも、2作目のコインケースでは“シングルステッチ”にチャレンジしております。
 

 
カブセ(蓋)部分に“コンチョ”を付けて・・・、
 

 
最後に革を一旦水で湿らせた後、この様に“冶具(じぐ)”で癖付けをすることで容量を増やすようにして、乾燥させます。
 

 
ということで、こちらが完成品となります。
 

 
因みに、1作目の“キーホルダー”がこちら・・・。
 

 
こちらは最もシンプルな“飛びかがり”縫いで仕上げております。(中央部分では“チェーンステッチ”にも挑戦してみました。)
 

 
ということで、次は“名刺入れ”です。
 

 
ここでは、“革染め”を行います。※“革染め”に興味が無い方は普通の色付きの革でも可能です。
 

 
ただ単純に一色でのベタ塗りでは面白くないので、“グラデーション(スフマート染色ともいいます)”を付けていきます。
 

 
さあ、どんな仕上がりになるのか楽しみです。

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